メタボリックシンドロームと密接に関連しているタンパク質、 「アディポネクチン」が発見されました。 アディポとは“脂肪”、ネクチンは“くっつきやすいもの”という意味です。 アディポネクチンは標準的な体格の人の血液中には多く存在し、内臓脂肪が増加すると、反対に減少することが明らかになりました。ウエストが男性で85cm、女性で90cm以上の人はアディポネクチンが少ないそうです。 内臓脂肪が増えれば血液中のアディポネクチンは減少します。 心筋梗塞などの冠動脈疾患の患者でアディポネクチンが低い群ほど死亡率が高くなります。 また糖尿病患者でもこの数値が低く、インスリン感受性が低いことも報告されていますし、動脈硬化も高率に発現する ようです。 このように内臓脂肪といろいろな病気との相関が明らかに なってきました。 内臓脂肪が多い肥満女性では約67%に月経異常が認められ、皮下脂肪が多い肥満者ではこれが17%です。今後の生活習慣病の対策に、内臓脂肪症候群というものが重要になってきそうです。
メタボリックシンドロームと密接に関連しているタンパク質アディポネクチンは体の中で、血液中を流れて全身を巡り、血管が傷ついているところを見つけると、すばやく入り込んで修復します。 さながら、体内の至るところで起きる「ぼや」を「大火」である心筋梗塞・脳卒中・糖尿病にしないよう、消して回っている 消防隊のような働きをします。 血管が炎症を起こすとマクロファージや酸化コレステロールが血管壁に溜まります。 アディポネクチンが少ないとそのまま血栓ができ、心筋梗塞・脳卒中の原因となります。
メタボリックシンドロームと密接に関連している糖尿病患者を2群に分け、実験を行ってみたそうです。 食事療法のみのグループ 食事療法+週5日以上の中等度ー強度の有酸素運動を併用したグループ その結果、 運動を併用したBグループの方が有意にアディポネクチン量が上昇したそうです。 同時にBグループにはインスリン感受性も改善され、両者になんらかの関連性があることが推察されます。 やはり減量には運動が必要だという事がこの報告でも再認識されるのではないでしょうか。
メタボリックシンドローム予備軍の方は有酸素運動を取り入れたほうが良いでしょう。